「成長してますよ!」と
言ってくれる人がいる。
だから、
次の一歩を踏み出せる。


対談インタビュー
CROSS INTERVIEW 02
所長
副所長
2019年に立ち上げとなった荒川ステーション。
立ち上げと同時に所長となった白川さんと、リハビリスタッフとして入社した北潟さんに、
当時の心境や、ステーションの成長過程について語ってもらいました。
白川 駿
精神科病院の看護師を経て、24歳で入社。患者さんとの時間を大切にしたい気持ちや、メディセプトの社長の医療業界では異質なキャリアが入社の決め手。現在は、荒川ステーションの所長とエリア長を務める。
北潟 純子
勤務先であった訪問看護ステーションがメディセプトに事業吸収されたことを機に入社し、パートタイムスタッフから正社員へ。現在は、荒川ステーションでリハビリスタッフ兼副所長を務める。
所長の自分より、
スタッフが全員年上!?
北潟さんも私も、荒川ステーションの立ち上げメンバー。もう、5年くらい経ちますか。北潟さんは、それより前からこの場所で勤めていましたよね?
そうですね。荒川ステーションの場所に元々あった、別の訪問看護事業所で働いていました。事業ごといきいきSUNに仲間入りすることになり、そこで「入社しませんか?」という打診をもらいました。

何が入社の決め手だったか、覚えていますか?
当時はパートでリハビリスタッフとして働いていましたが、ずっとパートで働くのもどうかなと思っていました。ちょうど下の子どもが小学校に上がったこともあって、ギアを上げるのであれば今だなと。
いきいきSUNでは時短正社員、正社員と働き方を変えられると丁寧に説明してくれたので、「じゃあ、やってみよう!」と、入社しましたね。
そこで荒川ステーションに来たのが、私ですね(笑)。
そうです。新所長として紹介されたのが白川さんでした。最初は、若い人だなというか、「え?この人?」って。みんなで「お兄さん、お兄さん」と呼んでいましたよね。
当時、28歳でした。スタッフさんがほぼ全員年上で、医療従事者としても訪問スタッフとしてもみなさんの方が大先輩。「本当に自分でいいのか?」と、すごく不安でした。

病院だと、年功序列で役職が上がっていくので、年上の人を管理することなんてほぼないですよね。私たちもびっくりしていました。

「ステーションをもっと
いい場所にしたい」
そんな想いをもとに、心が1つになっていった。
正直、最初はしっかりとスタッフと向き合うことから逃げていました。立ち上げ期なので、営業をするために外に出たり、利用者様の訪問に出かけたり。ステーションに居場所がなかったんですよね。
最初と今では、白川さんのスタッフとの向き合い方が全然違いますよね。
当時、ステーション運営やスタッフ教育、所長としての立ち振る舞いや会社の経営について、全く知識がなくて。自分からスタッフさんにコミュニケーションをとることでさえ、できなかったんです。でもこのままだと、みんなが私が何を考えているかわからないな、と気づいて。

そう、最初はみんなで「白川さんは何を考えているんだろう?」と思っていました。口数が多いわけでもないですし(笑)。でも徐々に白川さんが「北潟さんって、こういうことが得意なんですね」とか、「誰々さんは今日、この人の訪問に行っていましたね」とか、なんか、見てないようですごく見ている、ということに気づき始めたんです。

ひとりひとりとのコミュニケーション量は、意図的に増やしていました。あと、「ステーションをこうしたい」という自分の意思を伝えるようにしました。「地域に欠かせないステーションでありたい」「産休育休が取りやすいステーションにしたい」「このような素晴らしいスタッフがいるからこそ、もっとステーションとして成長したい」ということを、スタッフさんの前や、社員総会など全社の前で話すようにしました。
そのような白川さんの想いを聞けて、素直に嬉しかったんです。こんな風にステーションについて、そして私たちについて、考えてくれているんだな、って。

荒川ステーションは、
ワンチーム。
だから、本当にいいケアが生まれる。
「ステーションをこうしたい」という発信をするようになってから、少しずつ、スタッフを巻き込みながら荒川ステーションとしてできること、やるべきことを考えていきました。

そうでしたね。最初に白川さんから「リハビリチームの強みを活かすなら、どんな地域支援ができますか?」って聞かれたとき、正直、「え!それ、私に聞く?」と思いました(笑)。前職では、自分が利用者様のご依頼に応えれば十分だと思っていて。チームやステーション全体の成長なんて、考えたことありませんでした。
スタッフひとりひとりの強みや個性をもっと活かせるはず、と思っていたんですよね。
最初はうまく答えられなかったんですけど、白川さんの背中を見ながら、自分で考えられるようになりました。そして徐々に、「こんな専門性を持つスタッフがいます!」と地域のケアマネジャーさんへ広報したり、「困っていることはないですか?」とヒアリングをして、それに対応する方法をリハビリチームで考えたり。
当時、北潟さんが積極的に動いてくれたおかげで、地域のリハビリのニーズが明確になりました。新しい挑戦にもつながりましたね。小児分野など、もともとスタッフが持っていた強みをもっと活かせるようになりました。
私にとっても、成長のいい機会でした。利用者様のご紹介も増え、勉強会の依頼も多くなっていって。地域のケアマネジャーさんや色々な事業所とのつながりが、より強くなっていきました。

地域への広報活動をするなかで、荒川ステーションの強みはどこにあると感じましたか?
すべての根源は、ポジティブな会話だと思います。みんな、利用者様のために、とにかく前向きに働いているんですよ。職場って、どうしても愚痴や陰口が多くなるじゃないですか。でも荒川ステーションは帰るたびに「この利用者様はリハビリが必要だと思うんだけど、どうかな?」と看護師からリハビリスタッフに相談するなど、職種を超えた相談や連携が行き交っています。「じゃあ、こうしてみよう!」といい方向に着地するし、その結果、利用者様にとってのいいケアにつながるんですよね。
たしかに。訪問看護って、ひとりで利用者様のところへ行く仕事。だからこそ、雑談のように情報共有や意見交換をして、ひとりで背負わなくてもいい安心感をつくりたいです。訪問先はバラバラでも、顔を合わせられる環境をつくることで、チームとして利用者様にもっといいケアを届けることをつづけていきたい。


自分の成長=会社の成長
になるくらい、
メディセプトは大きな壁を与えてくれる。
今後もステーションとして、新しい挑戦を重ねたいですよね。
もうすでに、「新たな壁」が日々現れていますよ(笑)!その度に白川さんとふたりで「ハッ!」となってますよね。でも「これは成長のいい機会ですね」「下を向いててもしょうがないですよ」と白川さんは鼓舞してくれます。

メディセプトにいたら、成長しつづけるのは当然なこと。私が未経験でいきなり荒川ステーションの所長になったみたいに、常に大きい壁が与えられます。大変ではありますが、1年前に挑戦したことは、今は難なく乗り越えられる。きっと、今迎えている壁は、来年には大したことなく見える。さらにおもしろいのが、自分が成長したぶん、会社が成長するということも実感してきました。
そう考えると、メディセプトってすごく特殊な環境ですよね。入社したとき、私は40代半ば。その年齢から成長できるなんて、思っていませんでした。でも白川さんは私にも、私より年上のスタッフにも、常日頃「成長してますよ!」と言ってくれる。弱みやできていないところも率直にフィードバックをしてくれる。だから、明確な成長感がある気がします。
すごく嬉しいこと言ってくれますね(笑)。
2019年にパートタイムのスタッフから正社員になり、副所長になり、キャリアとしても成長を感じています。ここだからこそ、経験できたことです。白川さんが、これからやりたいことはあるんですか?
これからはメディセプトのスタッフ全体や、別のステーションにも、いい影響を生み出したいです。具体的には、社内に事業推進室というチームがあって、そこで働きたいなと。会社全体、事業全体を前進させたいと考えています。

新しい道へ行くんですね!
自分の成長が会社の成長につながる楽しさを、もっと多くの人に感じてほしいんです。役職につき、メディセプトをチームとして強くする。人のキャリアアップを応援する。ただ訪問するだけでは見えなかった楽しさや成長も、きっと見えてくると思います。
