スタッフブログ
みなさん、こんにちは。
荒川支店の山田です!
だんだんと外は寒くなってきて、少しずつ冬を感じる季節になってきましたね。
私も先日、インフルエンザの予防接種を打ち、冬に備えています!
さてさて、荒川支店は今日も元気に運営していますが、実は荒川支店に9月から言語聴覚士(ST)の山崎さんが入職されました!
リハビリテーションは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3専門職が中心となり、対象者様と関わっていきます。
各職種には、専門分野がありますが、言語聴覚士は摂食・嚥下(ご飯や飲み物の飲み込み)や高次脳機能障害(記憶障害など)、聴覚・発達障害に対するリハビリテーションのプロフェッショナルです。
私自身も在宅でお客様と関わると病院勤務の時よりも、より生活において食事の重要性を感じることが多く、摂食・嚥下分野の必要性を感じています。
本日は言語聴覚士の山崎さんにご指導を頂き、嚥下障害に関することやご自宅でできる口腔ケア・体操を教えて頂こうと思います!!
Q1. そもそも嚥下障害って?
「食べる」ことは、食べ物を認識し、口に入れて噛み、飲み込むという一連の動作によって行われます。飲み込む動作を「嚥下えんげ」といい、この動作に障害が起きることを嚥下障害といいます。
Q2. なんで嚥下障害が起きるの?
嚥下障害が起きる原因は「加齢」「病気」「心理的要因」といわれています。
加齢に伴い噛むこと・飲み込むことに必要な筋力が低下していきます。
嚥下障害が起きるとされる病気として癌や脳卒中、神経筋疾患、認知症などが挙げられます。
Q3. 嚥下障害の症状って?
嚥下障害になると以下のような症状が見られます。
・口の中が汚い
・食べ物や飲み物が口からこぼれる
・飲み込んでも食べ物が口の中に残る
・食べ物がうまくのどに流れていかない、つかえるような違和感がある
・食べる時や水分を取る時にムセる
・食後に痰が出る、ガラガラ声になる
・夜寝ているときに咳が出る
⇒これらの症状を放っておいたり、悪化すると・・・
窒息や脱水、栄養不良、誤嚥性肺炎を引き起こします。
Q4. 誤嚥性肺炎??
本来、口の中に入った食べ物や飲み物は食道から胃へと送られますが、うまく飲み込みができず気管や肺の方に入ってしまうことを「誤嚥」といいます。誤嚥によって細菌が肺に入り肺炎になることを「誤嚥性肺炎」といいます。
食事以外にも寝ている間に唾液が気管の方に流れ込むことで誤嚥性肺炎となることがあります。
Q5. 嚥下障害が起きる前、起きた後にできることって?
STのリハビリでは口腔ケアと口腔体操を実施しております。
★口腔ケア:ブラシで歯の汚れや舌の汚れを取り除くことで虫歯や歯周病を予防します。それにより誤嚥性肺炎や呼吸器官への感染を防ぎます。口の中が汚れていると防御する機能が弱まりウイルスにも感染しやすくなります。口腔内の状態が良くなると唾液が出やすくなり咬みやすくなることで食事がおいしく感じます。
★嚥下体操:嚥下に関与する唇・頬・舌・のどを積極的に動かすことで、これらの器官の運動能力や筋力をアップし結果として嚥下機能の低下予防・改善が期待できます。
ただし…誤嚥性肺炎を発症している方には専門的なリハビリや運動が必要となるので専門家に相談しましょう。
山崎さんありがとうございました!!
僕自身もとても勉強になりました。今、担当させて頂いている利用者様にもお伝えしていこうと思います。
今後も少しでもご健康で、長く在宅生活が送れるように微力ながら貢献できるように関わらせて頂こうと思います!!
※こちらの資料も作成して、他職種にもSTの働き方を知ってもらう活動もしていました♪
それでは、皆様も体調には気を付けて過ごしてください☆彡