スタッフブログ
社長からのメッセージ
人事の中尾です。
弊社では、毎月25日給与日に配られる給与明細に社長からスタッフへのメッセージが同封されています。
毎月毎月違うテーマで書かれたメッセージはスタッフにとって、普段の仕事から少し離れて自分達の仕事を振り返ったり、今感じている思いを見つめなおす良い機会になっているようです。
スタッフのご家族にも楽しみにしている方がいるとかいないとか。
そんな社長メッセージを今回は皆さんにご紹介しちゃいます!
弊社がどんなことを大事にしているかを少しでも感じていただけますと幸いです。
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皆さま、日々の業務ご苦労様です。
今回は「心の距離」について書いてみたいと思います。
私は常々、在宅サービスにおいては「プロの距離感」が大切であると考えています。
自分が受けたい訪問看護を考えたときに、やはり自分の両親が利用していた景色が最初に浮かびます。
どの人のサービスの後に、母親が安らかな表情をしていたか。どの人が来ることを、父親が楽しみだと言っていたか。
「その人」は一人ではありませんが、その人たちに共通していたのは「必要以上に踏み込んでこない」けれども「決して他人の距離ではない」という姿勢でした。
疾患を抱えて生きる人がストレスを感じる瞬間は、きっと些細な動作の一つだったりするのだと思います。
暮らしの中の当たり前が崩れていくこと、その得体の知れない絶望感と共存する覚悟を持つということ、それは孤独な戦いなのではないかと想像します。
思いやり、プライド、愛、様々に混ざり合って、家族だからこそ吐露できないものがあるとき、家に訪ねてくる医療者にどれだけ心が救われたでしょうか。
これもまた、サービスを受ける側として体験するとよくわかります。
思い返してみれば、当時の訪問看護師の中に、「プロフェッショナル」がいたからこそ、私はこうして記憶をたぐることができます。
しかし、もしそういう人たちにで会ってなければ、訪問看護など必要ないと思っていたかもしれません。
訪問看護ステーションは増えていますが、その中身は様々です。
一期一会の出会いが、お互いの人生に少なからず影響を与えるということを胸に留めておいてもらえると嬉しく思います。
心の距離感は、利用者様だけでなく、自分の周りの人間関係にも充てることができます。
大事なのは、距離感をイメージすることではなく、相手を理解しようとするアンテナの感度を上げておくこと、という説明の方が伝わりやすいでしょうか。
この発想から「理解してから理解される」という行動指針につながっていきます。
『人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ』
手塚治虫 (日本の漫画家)
お疲れ様でした!!
代表取締役社長 柳田頼人