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東京ライフ・ワーク・バランス認定内容(Vol.1)

東京ライフ・ワーク・バランス認定タイトルは「訪問看護の業務内容に配慮し、出産・育児と仕事の両立支援を推進」となっています。

女性が将来を見据え安定した収入を得る生涯設計を行う上で、男性とどうしても違うのが、子供を産む間、職場を離れなければならないことです。本来、子孫繁栄は国民の誰もが祝うべきことです。お子様がお腹にいるところから復職まで、安心安全な就業保証ができる職場にすることはとても大切なことと思いませんか。

私たちの主役となる看護師は、男性の看護師も多くはなっているものの、まだまだ女性が多い職場でもあるからこそ、この度の認定を通じ、まずは私たち職場のスタッフが、少しでも心地よくライフワークを満喫できる職場環境でありたいと考えました。

 

認定の対象となった取組みは二つです

(その1)仕事のやりがいを保ちながら、妊娠期の女性従業員の安全な業務への移行を実現

(その2)社内クラウドやチャットの導入により社内の情報を一元化し、休みやすい環境を構築

 

(その1)の認定ポイントについて

妊娠が判明し本人からの申し出があった段階で、訪問業務部門から母子の健康状態を見守ることを業務の目的に加えた「産前産後ケア部門」に異動させていただくことです。

産前産後ケア部門での作業内容は主として4つです。

  1. 安定期の様子を見ながらの訪問業務の引継ぎ
  2. 妊婦本人の申告と掛かりつけの医師からの母子の状況報告
  3. 訪問業務部門との作業連携(ご利用者様電話窓口・新任看護師教育等)
  4. 産後の復職から現場復帰までの研修・業務調整

大切なことは、本人の仕事に対するモチベーションを下げないよう、これまで取得した技術を活かすことができる「ご利用者様との電話窓口対応」「新任看護師に対する教育」等が中心となることです。

また、訪問業務を休む側にとっては、どうしても他のスタッフに対する「気兼ね」が生じます。そういったストレス自体が母子にとって決して良いものでないことを理解した上で「部門異動」や「作業選択」「状況把握」と行っていくことや、育児休業を含めると1年以上の休業期間がある対象のスタッフが、復職後現場復帰をスムーズに対応していくのがこの部門の役割となります。

 

次回は(その2)のポイントについてお伝えしたいと思います。