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残業が少ない訪問看護ステーションの特徴は?転職時に確認するべきポイント
「訪問看護って、なんだかんだ残業が多いんでしょう?」
訪問看護への転職を考えている看護師さんやリハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)から、このような声をよく耳にします。
利用者さんの状況によっては急な対応が必要になることもあり、「定時で帰れないのでは?」と不安に感じる方も少なくないでしょう。
確かに、訪問看護の仕事は多岐にわたり、時には時間外の対応が発生することもあります。
しかし、すべての訪問看護ステーションが長時間残業を常態化させているわけではありません。
むしろ、スタッフが働きやすい環境を整備し、残業を削減するための様々な工夫を行っているステーションも数多く存在します。
では、残業が少ない訪問看護ステーションには、どのような特徴があるのでしょうか?そして、あなたが転職活動をする際に、そうしたステーションを見分けるためには、どのような点を確認すれば良いのでしょうか?
この記事では、残業が少ない訪問看護ステーションに共通する特徴と、転職時に必ず確認しておきたいポイントを詳しく解説します。
訪問看護の仕事に興味はあるけれど、残業が不安で一歩踏み出せないという方は、ぜひ最後まで読んで、転職活動の参考にしてみてください!
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訪問看護に残業はつきもの?そのイメージは本当?

病院やクリニックでの勤務経験がある方にとって、訪問看護の働き方には未知数な部分が多いかもしれません。
特に、時間管理という面では、外来のように診察時間で区切られているわけでもなく、病棟のように交代制で業務を引き継ぐわけでもないため、「業務が終わらなくて残業になるのでは?」という不安を抱きやすい傾向にあります。
訪問看護の主な業務には、利用者さん宅への訪問ケア(体調チェック、医療処置、リハビリテーションなど)だけでなく、ケア記録の作成、主治医やケアマネジャーへの報告・連絡・相談、サービス担当者会議への参加、多職種との情報共有、事業所内でのミーティングなど、デスクワークや調整業務も含まれます。
これらの業務を限られた時間内で効率的にこなす必要があります。
利用者さんの体調の急変や、予期せぬ状況への対応が必要になった場合には、どうしても予定時間を超過したり、事業所に戻ってから追加の事務作業が発生したりすることもあります。
このような特性から、「訪問看護=残業が多い」というイメージが定着している側面はあるでしょう。
しかし、これはあくまで訪問看護という仕事の「特性」の一部であり、すべてのステーションで毎日長時間残業があるわけではありません。
重要なのは、ステーション側がその特性を理解した上で、いかに効率的に業務を回し、スタッフの負担を軽減する仕組みを作っているかという点です。
残業が少ないステーションは、この「仕組み作り」が非常に優れていると言えます。
残業が少ない訪問看護ステーションに共通する特徴

残業が少ない訪問看護ステーションには、いくつかの共通する特徴があります。
これらの特徴を知ることで、求人情報を見ただけでは分かりにくい、実際の働きやすさを推測することができます。
特徴1:ICT化による徹底した業務効率化
近年、多くの訪問看護ステーションでICT(情報通信技術)の活用が進んでいます。これが、残業削減に大きく貢献しています。
- ・電子カルテ・記録システムの導入: 訪問先でスマートフォンやタブレットを使って記録をその場で入力できるため、事業所に戻ってから改めて転記する手間が省けます。音声入力機能を活用すれば、さらに効率アップも可能です。
- ・チャットツールやオンライン会議システムの活用: スタッフ間の情報共有や相談がリアルタイムで行えます。急な判断が必要な場合でも、すぐに他のスタッフに連絡を取り、アドバイスをもらうことができます。事業所に戻るのを待つ必要がなくなるため、移動時間や待ち時間のロスを減らせます。
- ・スマートフォンでの勤怠管理: 出退勤の打刻がスマートフォンで簡単に行えるため、タイムカードのために事業所に戻る必要がありません。直行直帰がしやすくなり、無駄な移動時間を削減できます。
- ・情報共有プラットフォーム: 利用者さんの情報やケアプラン、申し送り事項などをスタッフ間で一元管理・共有できるシステムがあれば、情報の探し回る手間や伝達ミスを防ぎ、効率的な訪問準備や記録作成が可能になります。
ICTを積極的に活用しているステーションは、無駄な作業を減らし、本来のケア業務に集中できる環境を整備していると言えます。
特徴2:明確な業務分担とチームでの協力体制
訪問看護は基本的に一人で利用者さん宅を訪問しますが、業務は個人プレーだけではありません。チームとしての連携が非常に重要です。
- ・訪問以外の業務の分担: ケア記録のチェック、請求業務、物品の在庫管理、電話対応など、訪問以外の事務作業や調整業務を特定のスタッフや事務担当者が行う、あるいは役割分担が明確になっていると、看護師や療法士がケア業務に集中できます。
- ・困ったときに相談しやすい環境: 新しい利用者さんの情報や、普段対応しないような医療処置、予期せぬ状況に遭遇した際に、すぐに管理者や経験豊富な先輩スタッフに相談できる体制が整っていることは非常に重要です。気軽に相談できる雰囲気があれば、一人で抱え込んで時間を浪費したり、判断に迷ったりすることが減ります。
- ・緊急時対応のルール明確化とサポート体制: 急な発熱や体調悪化など、緊急時対応のフローや、誰にどのように連絡・相談すべきか、サポート体制が明確になっているステーションは、スタッフが安心して対応にあたることができます。一人で全ての責任を負うのではなく、チームとして支え合う文化があります。
スタッフがお互いをサポートし合い、情報や困りごとを共有できるチーム体制が整っているステーションは、個々の負担が軽減され、結果的に残業時間の削減に繋がります。
特徴3:適切な利用者数管理と無理のないスケジュール調整
日々の訪問スケジュールが過密すぎたり、移動時間が考慮されていなかったりすると、業務時間内に全ての訪問や付随業務を終えることが難しくなります。
- ・一人あたりの担当利用者数や訪問件数の適正化: スタッフ一人あたりが担当する利用者さんの数や、一日の訪問件数が多すぎないかどうかが重要です。無理な件数を担当させないことで、一つ一つの訪問に丁寧に対応でき、記録作成などの時間も確保しやすくなります。
- ・移動時間や業務内容を考慮したスケジュール作成: 訪問と訪問の間の移動時間、ケアにかかる時間、記録作成にかかる時間を考慮した現実的なスケジュールを作成しているかどうかが重要です。また、新規の利用者さんや医療処置が多い利用者さんの訪問には、通常より長めの時間を設定するなど、柔軟な調整を行っているステーションは、時間に追われる感覚が少なく済みます。
- ・急な依頼への対応ルールの明確化: 「急に〇〇さん宅へ訪問してほしい」といったイレギュラーな依頼が入った際の対応ルールや、担当変更などの柔軟な対応ができる体制があれば、特定のスタッフに負担が集中することを防げます。
無理のないスケジュールで訪問できることは、残業を減らす上で非常に基本的な、しかし重要な要素です。
特徴4:オンコール体制の工夫と負担軽減
訪問看護において、オンコール対応は残業や時間外労働が発生しやすい要因の一つです。残業が少ないステーションは、このオンコール体制にも工夫を凝らしています。
- ・待機回数や担当の分散: オンコール担当者が特定のスタッフに偏らず、複数のスタッフで持ち回りにしている場合、一人のスタッフにかかる負担が軽減されます。
- ・オンコール手当や代休制度: オンコール待機に対する手当や、緊急出動があった場合の代休制度がきちんと整備されているかどうかも、スタッフのモチベーション維持や負担軽減に繋がります。
- ・オンコール担当者が対応できる範囲の明確化: オンコールで対応すべきか、翌日の通常訪問で対応可能かなど、ある程度の線引きや判断基準が明確になっていると、迷いや無駄な出動を減らすことができます。
オンコールは訪問看護の特性上ゼロにすることは難しいですが、ステーションとしてその負担を少しでも減らそう、あるいは正当に評価しようという姿勢があるかは、残業の少なさと関連性が高い特徴です。
特徴5:風通しの良い人間関係と管理者のサポート
職場の人間関係や管理者のマネジメント能力も、残業の少なさに間接的に影響します。
- ・相談しやすい雰囲気: スタッフ同士や管理者との間で、業務上の困りごとや不安、スケジュールの調整などについて気軽に相談できる雰囲気があるかどうかが重要です。一人で抱え込まずに済むため、問題解決がスムーズに進み、結果的に業務が滞ることを防げます。
- ・管理者のマネジメント能力: 管理者がスタッフ一人ひとりの状況を把握し、業務量や精神的な負担を考慮した上で、適切なサポートや指示を出せるかどうかは、スタッフの働きやすさに直結します。業務過多になっているスタッフがいないか気を配り、必要に応じて調整を行う管理者がいるステーションは、残業が発生しにくい傾向にあります。
- ・学び・成長を支援する文化: 新しい知識や技術を学ぶ機会が提供されていたり、先輩スタッフからの丁寧な指導を受けられたりする環境は、スタッフのスキルアップに繋がり、自信を持って業務に取り組めるようになります。これは直接的な残業削減には繋がらないかもしれませんが、業務効率の向上や精神的な余裕に繋がり、結果的に時間管理がしやすくなります。
特徴6:会社全体の理念とワークライフバランスへの意識
ステーションを運営する会社全体の経営理念や、スタッフのワークライフバランスをどれだけ重視しているかという姿勢も、残業の少なさに大きく影響します。
- ・ワークライフバランスを重視する経営方針: 会社の経営層が、利益だけでなくスタッフの働きやすさや私生活の充実を重視しているかどうかが重要です。「スタッフが心身ともに健康であってこそ、質の高いケアを提供できる」という考え方を持つ会社は、残業削減のための投資や制度整備に積極的です。
- ・福利厚生や休暇制度の充実: 年間休日数の多さ、有給休暇の取得率の高さ、夏季休暇や年末年始休暇などの特別休暇制度、産前産後休暇や育児休業の取得実績などは、会社がスタッフの休みをどれだけ大切にしているかを示す指標です。
- ・外部からの認定・評価: 「東京ライフワークバランス認定企業」のように、働きやすい環境づくりが外部から評価されている企業は、実際に残業が少なく、ワークライフバランスを実現しやすい可能性が高いと言えます。
会社の理念としてスタッフの働きやすさを追求しているかどうかは、ステーション全体の雰囲気に影響し、残業の少なさにも繋がります。
転職活動で「残業の少ない」ステーションを見抜くための具体的な確認ポイント

ここまで、残業が少ない訪問看護ステーションの特徴を挙げてきました。
これらの特徴を踏まえて、あなたが実際に転職活動をする際に、応募を検討しているステーションの残業状況を見抜くためには、どのような点を具体的に確認すれば良いのでしょうか。
ポイント1:求人情報の隅々までチェックする
インターネット上の求人サイトや企業の採用ページは、最初の情報源です。記載されている情報を細かくチェックしましょう。
- ・給与体系における「固定残業代」の有無とその時間数: 「固定残業代」が給与に含まれている場合、その時間数までは残業代として支払われるため、それを超える残業が発生しているかどうかを確認する目安になります。ただし、固定残業代があるからといって必ずしも残業が多いわけではありません。その時間数自体が妥当か、あるいはそれを超える残業が発生した場合には別途支給されるのかなどを確認しましょう。
- ・「平均残業時間」の記載があれば参考にする: 求人情報に具体的な平均残業時間(例:「月平均〇時間」)が記載されている場合は、一つの参考になります。ただし、これはあくまで平均値であり、個人の状況や時期によって変動する可能性がある点は理解しておきましょう。
- ・福利厚生(休暇、手当など)の充実度: 年間休日数、有給休暇の取得奨励、夏季休暇、年末年始休暇などの記載があるか、オンコール手当や緊急出動手当が明記されているかなどを確認します。休暇制度が充実している会社は、スタッフにしっかり休んでほしいという意向があると考えられます。
- ・ICT活用や業務効率化に関する記載: 求人情報に「電子カルテ導入済み」「スマートフォン貸与」「情報共有ツールあり」など、ICT活用に関する記載があれば、業務効率化に積極的なステーションである可能性が高いです。
ポイント2:面接や見学で積極的に質問する
求人情報だけでは分からない詳細な情報は、面接や職場見学の際に直接質問して確認するのが最も確実です。遠慮せずに、あなたの働き方に関する疑問や懸念を正直に伝えましょう。
- ・「普段の業務終了時間や平均残業時間はどれくらいですか?」: 具体的な残業時間について質問します。回答が曖昧な場合は、具体的な例を挙げて質問してみるのも良いでしょう(例:「〇時頃に訪問が終わった場合、その後事業所に戻って記録などを終えるのは何時頃になりますか?」)。
- ・「業務効率化のためにどのような取り組みをしていますか?」: 電子カルテや情報共有ツールなど、具体的な取り組みについて質問します。ICT活用が進んでいるか、無駄な作業を減らすための工夫をしているかなどを確認できます。
- ・「オンコール体制について詳しく教えてください。」: 担当頻度、緊急出動の頻度、手当や代休制度について具体的に質問します。オンコール対応時の具体的な流れやサポート体制についても確認しておくと安心です。
- ・「急な利用者さんからの連絡や対応はどのようにしていますか?」: 予期せぬ状況が発生した場合の連絡体制や、誰がどのように対応するのか、特定のスタッフに負担が集中しないための工夫などを質問します。
- ・「スタッフ間の情報共有はどのように行われていますか?」: ミーティングの頻度、情報共有ツールの活用方法などについて質問します。情報共有がスムーズに行われているかは、業務効率や残業に直結します。
- ・「未経験者への教育体制はどのようになっていますか?」: 訪問看護が初めての場合、教育体制は非常に重要です。プリセプター制度の有無、同行訪問の期間、独り立ちまでの流れなどを具体的に質問しましょう。安心して業務を覚え、効率的に働けるようになるためのサポート体制が整っているかを確認できます。
- ・可能であれば職場見学を依頼する: 実際の職場の雰囲気、スタッフの様子、デスク周りの状況、情報共有の方法などを自分の目で確認することで、求人情報や面接だけでは分からない多くの情報を得られます。見学を受け付けているステーションは、働く環境に自信を持っていることが多いです。
ポイント3:口コミサイトやSNSでの情報収集(あくまで参考程度に)
転職に関する口コミサイトやSNSなどで、そのステーションに関する情報を探してみるのも一つの方法です。
実際に働いていたスタッフの意見や評判を知ることができます。
ただし、これらの情報は個人の主観や経験に基づくものであり、必ずしも全体像を正確に反映しているとは限りません。
あくまで参考情報として、複数の情報を比較検討することが重要です。古い情報には注意が必要です。
ポイント4:企業の公式サイトやブログで理念や文化を知る
ステーションを運営する企業の公式サイトやブログも、残業の少なさや働きやすさを推測するための重要な情報源です。
- ・会社の理念や代表メッセージ: 会社がどのような考え方に基づいて事業を行っているのかを知ることで、スタッフを大切にする姿勢があるかどうかが分かります。
- ・スタッフブログ: 実際に働いているスタッフが日々の業務や職場の雰囲気について書いているブログがあれば、リアルな働き方や人間関係を知るヒントになります。
- ・外部からの認定・評価: 「東京ライフワークバランス認定企業」のような外部からの認定を受けているかどうかは、客観的に働きやすさが評価されている証拠であり、残業が少ない可能性が高いと言えます。
企業の文化や理念に共感できるかどうかは、長期的に働き続ける上で非常に重要です。
残業が少ない職場で働くことのメリット
残業が少ない職場で働くことには、多くのメリットがあります。
- ・プライベートの時間を確保できる: 趣味、友人との交流、家族との時間など、仕事以外の時間を大切にできます。
- ・心身のリフレッシュができる: 十分な休息時間を確保できるため、疲れを溜め込まず、常にフレッシュな状態で仕事に取り組めます。
- ・自己研鑽やスキルアップに時間を充てられる: 研修への参加、資格取得のための勉強など、自身のスキルアップに時間を有効活用できます。
- ・ワークライフバランスを実現できる: 仕事と私生活のバランスを取りながら、充実した毎日を送ることができます。
- ・長く働き続けられる可能性が高まる: 無理なく働ける環境は、心身の健康を保ち、キャリアを長く継続することに繋がります。
特に、子育て世代の看護師さんや療法士さんにとって、残業が少ないことは家庭との両立を可能にする上で非常に重要な条件となります。
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まとめ
この記事では、残業が少ない訪問看護ステーションに共通する特徴と、転職活動で残業の少ないステーションを見分けるための具体的な確認ポイントについて解説しました。
訪問看護は、利用者さんの生活に深く関わり、やりがいを感じられる素晴らしい仕事です。しかし、長く働き続けるためには、自身のワークライフバランスを保つことが不可欠です。
もしあなたが、訪問看護に興味があるけれど残業が不安、あるいは現在の職場で残業に悩んでいるというのであれば、この記事でご紹介したポイントを参考に、残業が少なく、スタッフを大切にするステーションを探してみてください。
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