こんにちは!看護師の松本です🎃
夏も過ぎて肌寒い時期になってきましたよね🍃これからどんどん寒い時期になるということで!!
今回は冬の時期に起きやすい『ヒートショック』について看護師よりお伝えできればと思います💁🏻♀️✨✨
ヒートショックとは…
急激な温度の変化で身体がダメージを受けることです!
例えば浴室とトイレは家の北側にあることが多いですよね!
冬場の入浴では、暖かい居間から寒い風呂場へ移動したり、浴槽につかったりと血圧の変動が繰り返し起きます!
トイレでも同様です!
急激な温度変化によって血圧が上昇と低下を繰り返すことで負担がかかり、心筋梗塞や不整脈、脳出血・脳梗塞を誘発してしまうんです💦
ちなみに…入浴中に亡くなるのは全国で年間約1万4000人と推測されています。
その原因の多くはヒートショックである可能性があるんです😱
ヒートショックは、起こりやすい場所があるというだけでなく、その影響を受けやすい人がいる!ということもあるんです!
皆様もいくつ当てはまるかやってみてください🖋
当てはまる数が多いほどリスクが高いです⚡
□65歳以上(特に75歳以上)
□肥満
□次の病歴がある(狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞)
□次の持病がある(不整脈、高血圧、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群)
□飲酒直後に入浴する
□食直後に入浴する
□薬を飲んだ直後に入浴する
□一番風呂に入る
□深夜に入浴する
□熱い湯(42℃以上)に首まで長く浸かる
□30分以上お湯に浸かっている
~意外と多い、高齢者の食後低血圧~
食事をした約20分後から消化のために血流が腸に集まり、
脳への血流が保てなくなって過度に血圧が低下し、めまいや失神から食後低血圧が起こります。
高齢者、パーキンソン病、糖尿病の人は自律神経系が衰えているため、起こりやすいといわれています。
食後低血圧・失神をきっかけとして、転倒による骨折や頭部外傷に至ることもありますので、入浴は食事の前にすると良いですよ☺️⭕
💡入浴についての注意点💡
補足🔎)部屋間の温度差をなくすためには
浴室内に暖房器具がなくても、浴槽にお湯を溜めるときにシャワーを使って高い位置から浴槽に注いだり、
お湯を張った浴槽のフタを開けておくなどすれば、浴室内は暖まります。
また、1番風呂は避けて2番目以降に続けて入ることにより浴室内が暖まっているときに入浴することができますよ☺️⭕
他にも以下のような予防策があります☝🏻
✔浴槽の湯温を始めは低めにする
浴槽の湯温が高いと心臓に負担がかかります。
38℃~40℃程度のぬるめのお湯から入り、熱いお湯を足して徐々に温めるようにしましょう☺️⭕
長湯にも注意してくださいね✨
✔他の人が声かけする
入浴中にヒートショックが起きても、他の人がすぐ発見して処置をすれば、溺死にまでは至らないことが多くあります!
実際、公衆浴場では死亡事例が少ないのです🌟
家族やヘルパーなどが入浴時に声かけをし、安否確認をすることも大切です✨✨
💡トイレでの注意点💡
✔寝室はトイレの近くにする
高齢者は夜間頻繁にトイレに行くことが多くあります。
寒い廊下を経てトイレに行くだけでも、心臓に負担がかかります。可能であれば、
トイレに近い部屋を寝室に設定することも検討してみてください🌟
✔トイレに暖房器具を置く
現在は、人感センサー付き電気温風器や、ヒーター一体型の天井照明など、場所を取らない暖房器具も販売されています。
それらを活用して、トイレに暖房設備を設置することも検討してみてはいかがでしょうか☺️
✔いきみすぎない
排便の際にいきみすぎると心臓への負担が高くなります。
また、排便後は急激に血圧が下がり、血圧の乱高下が激しくなります。
普段からの便秘対策も重要です!
読んでくださった方ありがとうございます!
一緒に安心安全に今年の冬を過ごしていきましょう~~🤗🧡
ではまた次回もお楽しみに~~👋🏻
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