「病院勤務が長く、キャリアチェンジを考えているけど、訪問看護ってどうなんだろう?」
「訪問看護に興味はあるけれど、未経験でも大丈夫?」
「どんなスキルが必要になるの?」
このように、長年の病院勤務からキャリアチェンジを検討されている看護師さんや療法士さんの中には、訪問看護という選択肢に漠然とした不安や疑問を感じている方も少なくないのではないでしょうか。
病院と訪問看護では、働く環境や求められるスキル、そして利用者さんとの関わり方も大きく異なります。
そのため、キャリアチェンジを考える際には、事前にしっかりと情報を収集し、ご自身のキャリアプランに合致するかどうかを見極めることが非常に重要です。
この記事では、キャリアチェンジ先として訪問看護を検討されている看護師さんや療法士さんに向けて、訪問看護への転職が「アリ」である理由と、転職を成功させるための具体的な注意点を徹底解説します。
訪問看護の仕事内容から、未経験でも安心してスタートできるサポート体制、そして働き方の多様性まで、訪問看護のリアルな姿をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください!
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訪問看護へのキャリアチェンジは「アリ」?

結論から言うと、キャリアチェンジとして訪問看護は「大いにアリ」です。
むしろ、多様な働き方を求める現代の看護師・療法士にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
一般社団法人全国訪問看護事業協会の調査によると、2021年時点で全国には13,000を超える訪問看護事業所が存在し、その数は年々増加傾向にあります。
これは、高齢化社会の進展とともに在宅医療のニーズが高まっており、訪問看護の重要性が増していることを示しています。
それに伴い、訪問看護師や療法士の求人も豊富であり、未経験者歓迎の事業所も数多く存在します。
病院勤務での経験は、病棟の種類や専門性に関わらず、訪問看護の現場で必ず活かされます。
病態の理解、アセスメント能力、医療処置のスキル、そして患者さんやご家族とのコミュニケーション能力など、これまで培ってきた知識と技術は、訪問看護の利用者さんの生活を支える上でかけがえのない財産となるでしょう。
また、訪問看護は病院とは異なる視点やスキルが求められるため、新たな学びや自己成長の機会に溢れています。
これは、キャリアチェンジを考える上で大きな醍醐味となるはずです。
なぜ今、キャリアチェンジで訪問看護が注目されるのか

近年、キャリアチェンジ先として訪問看護が注目を集める背景には、いくつかの要因があります。
1. 高まる在宅医療ニーズと訪問看護の重要性
日本の高齢化は急速に進んでおり、厚生労働省の推計では、2025年には国民の約3人に1人が65歳以上になると言われています。
このような状況において、病院での治療を終えた方や、住み慣れた自宅での生活を希望する方が増え、在宅医療の需要はこれまで以上に高まっています。
訪問看護は、在宅で療養する方々に対し、病状観察、医療処置、服薬管理、身体介護、精神的ケア、そしてご家族への支援など、多岐にわたるサービスを提供します。
利用者さんが安心して自宅で生活を送るためには、訪問看護の存在が不可欠であり、社会的な貢献度も非常に高い仕事です。
2. 多様な働き方とワークライフバランスの実現
病院勤務では、夜勤や不規則なシフト、緊急対応などにより、ワークライフバランスを保つことが難しいと感じる方も少なくありません。
一方、訪問看護では、事業所にもよりますが、日勤帯での勤務が中心であり、比較的規則的な勤務時間で働くことができる場合が多いです。
また、子育て中の看護師や、プライベートを充実させたいと考える看護師にとって、時短勤務やフレックスタイム制、週4日勤務など、多様な働き方を選択できる事業所が増えていることも大きな魅力です。
例えば、弊社(株式会社メディセプト)を例に挙げますと、東京ライフワークバランス認定企業として、スタッフが理想のワークライフバランスを実現できるよう、ICTの活用や妊娠中スタッフへの支援体制など、様々な仕組みと制度を整備しています。年間休日も120日以上と、プライベートを充実させる時間も十分に確保できる体制を整えています。
3. 個々の利用者さんと深く関われるやりがい
病院では、多くの患者さんを同時に担当し、限られた時間の中でケアを行うことがほとんどです。
しかし、訪問看護では、利用者さん一人ひとりとじっくり向き合い、その方の生活全体を支援することができます。
利用者さんのご自宅というプライベートな空間で、その方の生活習慣や価値観に寄り添いながらケアを提供することで、病院では得られない深い信頼関係を築くことができます。
利用者さんの回復やQOL向上を間近で感じられることは、訪問看護ならではの大きなやりがいとなるでしょう。
4. 看護師としてのスキルアップと新たな専門性の習得
訪問看護は、病棟看護とは異なるスキルが求められます。
たとえば、利用者さんの状態を総合的にアセスメントする力、緊急時に適切な判断を下す力、多職種と連携するコミュニケーション能力、そして自ら学び続ける主体性などです。
また、小児・精神・難病といった専門性の高い分野の利用者さんも増えており、新たな専門知識や技術を習得する機会も豊富です。
訪問看護へのキャリアチェンジで知っておきたい注意点

魅力的な訪問看護へのキャリアチェンジですが、成功させるためにはいくつかの注意点を押さえておく必要があります。
1. 未経験から始まる新しい挑戦であることを理解する
キャリアチェンジで訪問看護の世界に飛び込む場合、これまでの病院勤務とは異なる環境や業務内容に戸惑うこともあるでしょう。
訪問看護は、基本的に利用者さんのご自宅へ一人で訪問するため、判断力や自律性が求められます。
しかし、これは決して「一人で全てを抱え込む」という意味ではありません。
多くの訪問看護ステーションでは、未経験者向けの充実した教育体制やサポート体制を整えています。
重要なのは、「未経験だから不安」という気持ちを正直に上司や先輩に伝えることです。
疑問点や不安なことは積極的に質問し、同行訪問や振り返りを通して、一つずつスキルと自信を身につけていく姿勢が大切です。
不安を抱えたまま一人で抱え込まず、チームとして協力しながら業務を進めていく意識を持つことが、キャリアチェンジを成功させる鍵となります。
2. 多職種連携の重要性とその多様性を学ぶ
病院では、医師や他職種との連携は比較的明確な体制で行われますが、訪問看護では、より広範で複雑な多職種連携が求められます。
利用者さんの在宅生活を支えるためには、訪問看護師だけでなく、ケアマネジャー、主治医、訪問介護員、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、福祉用具専門相談員など、様々な専門職種との密な連携が不可欠です。
特に、病院勤務しか経験がない方にとっては、居宅サービスの種類や役割、連携の仕方がイメージしにくいかもしれません。
訪問看護では、利用者さんの状態やニーズに応じて、これらの多職種と情報共有を行い、連携を図りながら支援計画を立て、実行していくことになります。
例えば、利用者さんの生活状況をケアマネジャーに報告したり、体調の変化を主治医に連絡したり、リハビリの進捗をリハビリ職と共有したりするなど、常に他職種との情報交換が求められます。
それぞれの職種がどのような役割を担い、どのような情報が必要とされているのかを理解することで、よりスムーズで効果的な連携が可能になります。
入職前に居宅サービスに関する基礎知識を学ぶことや、入職後に積極的に他職種との交流を図ることがおすすめです。
3. 変化に対応する柔軟性と自己管理能力
訪問看護は、利用者さんのご自宅という予測不能な環境でサービスを提供するため、予期せぬ事態や状況の変化に柔軟に対応する能力が求められます。
例えば、利用者さんの急な体調変化、ご家族からの予期せぬ相談、訪問スケジュールの変更など、病院ではあまり経験しないような状況に直面することもあります。
また、訪問看護は基本的に一人で訪問するため、時間管理や訪問ルートの効率的な計画、記録業務の迅速な処理など、自己管理能力が非常に重要になります。
ICTツール(情報通信技術)の活用も、効率的な業務遂行には欠かせません。
常に新しい情報を取り入れ、状況に応じて自身の行動を調整できる柔軟性、そして自身の健康や精神状態を良好に保ちながら業務を遂行できる自己管理能力は、訪問看護師として長く活躍するために不可欠な要素です。
4. 事業所の特色と自身のキャリアプランのマッチング
訪問看護ステーションは、それぞれに特色や強みがあります。
例えば、小児に特化しているステーション、精神科訪問看護に力を入れているステーション、ターミナルケアに重点を置いているステーションなど、様々です。
また、事業所の規模や理念、教育体制、福利厚生、オンコール体制なども異なります。
キャリアチェンジを検討する際には、ご自身のこれまでの経験や学びたいこと、将来のキャリアプランと、応募を検討している事業所の特色が合致するかどうかをよく見極めることが重要です。
例えば、小児看護に興味があるなら小児に力を入れている事業所を、ワークライフバランスを重視したいなら時短勤務や年間休日が充実している事業所を選ぶなど、自身の希望に合った事業所を探しましょう。
複数の事業所の見学や面接に行き、実際に働いているスタッフの雰囲気や、教育担当者からの話を聞くことで、より具体的なイメージを持つことができます。
後悔のないキャリアチェンジを実現するためにも、情報収集と自己分析を徹底し、納得のいく事業所選びを心がけましょう。
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当社は東京都・大阪府に事務所を構え、長年地域に根ざした訪問看護サービスを展開しております。
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- ・学びと成長を支援する環境: スタッフが増えることで、所長やエリア長といった新たなポジションが生まれ、キャリアアップの機会も広がっています。精神科訪問看護研修の費用全額補助など、専門性を高めるための支援も充実しており、ブランクから復帰しても、常に最新の知識やスキルを身につけ、成長し続けることができます。
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まとめ
今回は、キャリアチェンジとして訪問看護はアリなのか、そして転職時の注意点について詳しく解説しました。
キャリアチェンジで訪問看護を選ぶことは、新たなやりがいや働き方を手に入れるための非常に魅力的な選択肢です。
在宅医療のニーズが高まる中で、訪問看護師や療法士の役割はますます重要性を増しており、社会貢献度の高い仕事として注目されています。
株式会社メディセプトでは、現在、訪問看護師・療法士を募集しています。
具体的な業務内容や働く環境についてもっと詳しく知りたい方、ご自身のキャリアについて相談したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
利用者さんの「住み慣れた家で過ごしたい」という願いを、私たちと一緒にサポートしていきましょう♪
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